教授挨拶

この度、2017年11月1日付けで山梨大学精神神経医学・臨床倫理学講座の教授に就任致しました。これまで私は、慶応義塾大学医学部精神・神経科、精神薬理研究室にて、精神神経薬理学の研究をメインに行っておりましたが、臨床に役立つことをしよう、をモットーに幅広い領域に関する臨床研究を行ってきております。さらに今後は、精神神経疾患に対する偏見の大きな原因と思われる、未解明の病態生理に少しでも迫ることができるよう、研究を進めて参りたいと思います。
精神神経科疾患は決して稀ではありませんが、その病態生理は依然として解明されていません。しかしながら、数多くのエビデンスに基づく治療法があり、それらをうまく活用することで、改善することは十分に可能であり、内在する回復プロセスを促進することが我々の責務です。対象疾患は感情障害、統合失調症、不安障害、認知症、摂食障害、依存症、発達障害など多岐にわたりますが、幅広い臨床ニーズにお応えできるように誠心誠意尽力して参りたいと存じます。
講座運営にとって何より大切なものは、尊敬し合えるスタッフだと考えています。お互いに切磋琢磨しながら自己研鑽し、リサーチマインドのある臨床医としてスタッフを育てていく所存です。またそういった過程の中で、活気のある講座を作ることができれば、関連病院と連携しながら山梨県内の精神科医療をさらに充実させ、国内外に発信していくことが可能であると信じております。
精神科の分野は、臨床、研究どちらの面においても、非常に奥が深く、やりがいがあります。初期研修医、学生の皆様!和気藹々とした我々のチームにぜひ参加してみてはいかがでしょうか。興味のある方は、ご気軽に医局にいらして下さい。

2018年1月
山梨大学精神神経医学・臨床倫理学講座
鈴木 健文