■専門研修の理念と使命

・専門研修プログラムの理念（全プログラム共通項目）

精神科領域専門医制度は、精神医学および精神科医療の進歩に応じて、精神科医の態度・技能・知識を高め、すぐれた精神科専門医を育成し、生涯にわたる相互研鑽を図ることにより精神科医療、精神保健の向上と社会福祉に貢献し、もって国民の信頼にこたえることを理念とする。

・ 使命（全プログラム共通項目）

患者の人権を尊重し、精神・身体・社会・倫理の各面を総合的に考慮して診断・治療する態度を涵養し、近接領域の診療科や医療スタッフと協力して、国民に良質で安全で安心できる精神医療を提供することを使命とする。

■専門研修プログラムの特徴

・山梨大学精神科は1983 年に山梨医科大学精神科として歩みを開始、県内の主要な単科精神病院・総合病院精神科を連携
施設とし、県内外で医局員が活躍している。

・特定機能病院の精神科として、40床の開放病棟を有し、治療抵抗性のうつ病を中心としながら、児童思春期から老年期
まで幅広い症例を指導医のもと学んでいく。

・身体合併症の治療にも力を注いでおり、他科入院患者に対するコンサルテーション・リエゾン活動も実施している。

・1986年から麻酔科医の協力のもと修正型電気けいれん療法（ECT）を行い、年間200件程度の実績がある。

・2010年6月より治療抵抗性の統合失調症の治療薬であるクロザピンの認定医療機関、クロザピン認定施設である
県内の精神科病院の協力医療機関にもなっている。

■診療実績

連携施設を含めた全体の疾患別入院数・外来数（年間）

山梨大学精神科の疾患別入院数・外来数（年間）

■週間スケジュール

山梨大学医学部付属病院では、下記のスケジュールで研修を行います。

CLS：コンサルテーション・リエゾン活動
ECT：電気けいれん療法
外勤日：火～木

■関連研修病院

・日下部記念病院

・山梨厚生病院

・峡西病院

・住吉病院

・HANAZONO ホスピタル

・韮崎東ケ丘病院

・甲府共立病院

・国立精神・神経医療研究センター病院